東梅田駅直結
下肢静脈瘤・ハンドベイン治療専門

ハンドベインの治療は、手や腕の美容的に問題となる浮き出た血管を目立たなくし、手元を美しく若返らせる治療です。
当院では大きく2つの治療を行っております。

  1. 直径3mm未満の細い血管(主に手の甲)の場合
    硬化剤という薬剤を血管に注入して固めて吸収させます(硬化療法)。
  2. 直径3mm以上の太い血管(手の甲や腕の部分)の場合
    レーザーで血管を内部から焼灼(しょうしゃく)して吸収させます(レーザー治療)。

硬化療法

POINT

  • 3mm未満の細い血管(主に手の甲)に対する注射の治療です。
  • 薬剤濃度を微調整することにより、高い治療効果と安全性が得られます。
  • 受診当日に治療可能で時間は10分程度です。
硬化療法(血管を注射で固めて吸収) 硬化療法(血管を注射で固めて吸収)

直径3mm未満の細い血管(主に手の甲)に対して、ポリドカスクレロール®という薬剤を最適な濃度に調整して注射する治療です。注入した血管は固まって3か月程で自然に体内に吸収されます。 手の甲の血管は網の目状に走行しているので、薬剤の広がりを利用することでムラのない治療効果が得られます。

ポリドカスクレロール®は、下肢静脈瘤をはじめ、様々な疾患に使用されている薬剤で安全性が確立しています。
ポリドカスクレロール®は濃度が高いほど固まりやすく、低いほど固まりにくいという特徴があります。固まりやすいほうが治療効果は高いのですが、過度に固まりすぎると炎症や色素沈着などの合併症が起こりやすくなります。逆に濃度が低いと固まらないため治療効果が不十分になります。したがって、血管の状態や太さ、治療する範囲に応じて適切な濃度を見極めることが重要です。
当院では、血管を適切に固めながら、合併症を最小限にする濃度を0.1%単位で調整しています。硬化療法だけであれば治療時間は約10分程度で、治療後の生活に制限はありません。

レーザー治療

POINT

  • 3mm以上の太い血管(手の甲や腕)を内部から焼灼して目立たなくさせる治療です。
  • 硬化療法では治療が難しい太い血管も治療することが可能です。
  • ハンドベイン治療に最適な最先端レーザー機器を使用しています。
レーザー治療(血管内をレーザーで焼灼) レーザー治療(血管内をレーザーで焼灼)

レーザー治療は3mm以上の太い血管(手の甲や腕の部分)を血管の内部からレーザーで焼灼する治療です。焼灼した血管は2~3か月程度で体内に吸収され目立たなくなります。太い血管を前述の硬化療法で治療した場合、血管が残存したり、逆に固まりすぎて炎症や色素沈着などのリスクが高まるので、レーザー治療のほうが安全で確実な治療効果を期待できます。
「血管を焼く」という表現には抵抗を感じられるかもしれないですが、下肢静脈瘤に対しては標準的な治療であり、専門的な知識と経験を有する医師が行えば安全性が確立しています。
血管を焼灼するためのレーザー機器として、当院ではAtoven 1940nmを採用しています。
※体外から当てるレーザーは血管収縮効果がほとんど無いので当院では使用しておりません。