2025.10.21
コラム
【顔の赤み、根本治療への道】原因から最新治療まで徹底解説｜大阪静脈瘤クリニック監修
はじめに
顔の赤みに悩むあなたへ
顔の赤みは、多くの人が抱える皮膚の悩みの一つです。
一時的なほてりから慢性的な炎症、さらには特定の皮膚疾患まで、症状の幅は広く、原因もさまざまです。
特に「根本治療」という言葉に惹かれる方は、スキンケアや薬でも改善が見られず、長年悩み続けているケースが多いでしょう。
本記事では、顔の赤みがなぜ生じるのかという根本的な原因から、最新の医療的アプローチ、そして日常生活で実践できるセルフケアまでを専門的に解説します。
最後まで読むことで、あなたの赤みに対する理解が深まり、最適な治療選択ができるようになるはずです。
顔の赤みの正体
なぜ赤くなるのか？
顔の赤みは、皮膚の表面近くにある毛細血管の拡張や炎症によって生じます。
その原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っている場合がほとんどです。
主な原因となる皮膚疾患
- 酒さ（しゅさ）
顔の赤みやほてり、毛細血管の拡張が特徴で、慢性的な炎症を伴います。遺伝的要因、免疫異常、皮膚常在菌（ニキビダニ）など複数の要因が複合的に作用します。
完治は難しくても、適切な治療でコントロールは可能です。 - 脂漏性皮膚炎
皮脂分泌が多い部位（顔・頭皮）に起こりやすく、赤みやかゆみを伴います。
常在菌「マラセチア」の異常増殖が関与しており、抗真菌治療やスキンケア改善が効果的です。 - 毛細血管拡張症
皮膚表面の血管が拡張して透けて見える状態で、紫外線やステロイドの長期使用などが原因となります。
このタイプには、血管に直接アプローチする医療治療が最も有効です。 - 接触皮膚炎（かぶれ）
化粧品・花粉・金属などの刺激で炎症が起き、赤みやかゆみを引き起こします。
原因物質の特定と回避が根本治療につながります。 - ニキビ・ニキビ跡
炎症の強いニキビは赤みを伴い、治癒後も炎症後紅斑（赤みが残る状態）として残ることがあります。
炎症の鎮静とターンオーバーの正常化が改善の鍵です。
日常生活に潜む赤みの誘発因子
疾患がなくても、日常習慣が赤みを悪化させるケースは少なくありません。
- 紫外線：毛細血管の損傷や炎症を引き起こします。
- 乾燥：肌バリアが低下し、刺激に弱くなります。
- 摩擦：洗顔やクレンジングの強いこすりすぎ。
- ストレス：自律神経やホルモンに影響し、炎症反応を悪化。
- 食生活：アルコール・辛いもの・熱い飲食物は血管拡張を促進。
- 寒暖差：急激な温度変化は血管の収縮・拡張を繰り返し、固定化を招きます。
顔の赤みに対する「根本治療」とは？
「根本治療」とは、単に症状を一時的に抑えるのではなく、原因にアプローチして再発を防ぐ治療を意味します。
しかし、顔の赤みは多因性（原因が複数）であるため、単一の治療で解決するケースは多くありません。
医療現場での「根本治療」の考え方
医療的には、「完治」というよりも、炎症・血管拡張のコントロールを行い、再発しにくい肌環境を作ることが現実的なゴールとされています。
そのため、治療と同時に生活習慣の見直しや、血管レベルでのアプローチが求められます。
最新の治療法と効果的なアプローチ
レーザー・光治療
従来はVビームやYAGレーザーが主流でしたが、最近ではより深部の血管にも対応できる治療が注目されています。
- Vビームレーザー：浅い血管の赤みに効果的。
- ロングパルスYAGレーザー：やや深い血管まで到達可能。
- IPL（光治療）：肌全体のトーンアップも期待できる。
これらはいずれも症状改善には有効ですが、何度も照射が必要なのと、根本的に再発を防ぐレベルには到達しづらいのが現状です。
血管レベルで赤みの原因にアプローチ
フェイススクレロセラピー
近年、顔の赤みの「根本治療」に最も近い治療として注目されているのが、
フェイススクレロセラピー（顔の血管治療）です。
フェイススクレロセラピーは、拡張・破綻した毛細血管に薬剤を注入し、不要な血管を閉塞・再吸収させる治療法です。
レーザーのように表面から光を当てるのではなく、原因そのもの＝血管に直接アプローチできるのが最大の特徴。
そのため、
- レーザーで改善しなかった赤み
- 再発を繰り返す血管性の赤み
- 酒さ・毛細血管拡張による赤ら顔
に対しても、より根本的な改善が期待できます。
また、血管外科クリニック専門の医師による治療であれば、
皮膚表面だけでなく、血管構造を理解したうえで適切な深度・範囲に治療を行うことが可能です。
フェイススクレロセラピーについて詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みください。
治療を受ける際の注意点とクリニック選び
- 診断の精度が高いこと：赤みの原因が血管性か炎症性かを正確に見極めることが重要。
- 血管外科クリニック専門の医師が在籍しているか：顔の赤みの根本にある血管構造を理解している医師の診察が望ましい。
- 治療実績と説明の丁寧さ：写真症例や説明がわかりやすいクリニックを選びましょう。
- 再発予防のフォロー体制：治療後の肌ケア指導があるかも重要です。
まとめ
顔の赤みの根本治療を目指すなら
顔の赤みは、スキンケアだけでなく血管レベルでの異常が関与しているケースも多く、
表面的なケアや一時的な施術だけでは再発を防ぐのが難しい症状です。
その中でも、血管に直接アプローチできるフェイススクレロセラピーは、
従来のレーザー治療では得られなかった根本的な改善を目指せる最新治療として注目されています。
フェイススクレロセラピーについて詳しく知りたい方はコチラ
赤みも根本治療なら大阪静脈瘤クリニックにお任せください
大阪静脈瘤クリニックでは、血管外科クリニック専門の医師が、
血管構造の理解に基づき、顔の赤みの原因となる血管に直接アプローチするフェイススクレロセラピーを行っています。
「レーザーを何度も受けても改善しなかった」「赤みが再発する」
そんな方こそ、一度ご相談ください。
血管レベルから赤みの原因を治す――それが本当の“根本治療”です。
この記事の監修者
院長 佟 暁寧
