下肢静脈瘤について

下肢静脈瘤は、足の静脈にある「逆流防止弁」が壊れることで、血液が心臓へ戻らず逆流し、足の血管がコブのように膨らんでしまう病気です。初期には自覚症状が少ないこともありますが、進行すると足のむくみ、だるさ、足のつり（こむら返り）、かゆみ、足の熱感、皮膚の色素沈着、湿疹、そして最終的には皮膚潰瘍（かいよう）に至ることもあります。

大阪静脈瘤クリニックでは、早期発見・早期治療の重要性をお伝えしており、放置することで症状が悪化し、日常生活に支障をきたすだけでなく、重篤な合併症を引き起こすリスクがあることを丁寧に説明しています。足の血管が浮き出ている、足がだるいなどの症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。

下肢静脈瘤の主な症状には、以下のようなものがあります。
・足のむくみやだるさ（特に夕方から夜にかけてひどくなる）
・足のつり（こむら返り）（夜間や明け方に頻繁に起こる）
・足の血管が浮き出て見える（青く、ボコボコと膨らんでいる）
・足の痛みや重い感じ
・足のかゆみ、湿疹
・足の皮膚の色素沈着（黒ずみ）
・皮膚の硬結（皮膚が硬くなる）
・皮膚潰瘍（皮膚に穴が開く）
これらの症状は、下肢静脈瘤以外の病気でも起こりうるため、自己判断は危険です。少しでも気になる症状があれば、血管外科専門の医師による正確な診断が不可欠です。

下肢静脈瘤の治療法は、病状の進行度合いや患者様のご希望に応じて多岐にわたります。主な治療法は以下の通りです。
・圧迫療法（弾性ストッキング）：
比較的症状が軽い場合や手術が難しい場合に、血液の逆流を抑えるために着用します。
・硬化療法：
薬剤を注入して静脈を閉塞させる治療法で、クモの巣状静脈瘤や比較的細い静脈瘤に適用されます。
・血管内焼灼術（レーザー治療・高周波治療）：
細いカテーテルを血管内に挿入し、熱で静脈を閉塞させる治療法です。
・グルー治療（医療用接着剤治療）：
細いカテーテルを血管内に挿入し、医療用接着剤で静脈を閉塞させる治療法です。

大阪静脈瘤クリニックでは、患者様の身体的負担を最小限に抑える「グルー治療（医療用接着剤治療）」を主体とした日帰り手術に注力しております。
最新の医療機器と熟練の技術により、患者様の負担を軽減し、早期の社会復帰をサポートします。
手術に関する詳しい説明や費用についても、丁寧にご案内いたしますので、ご安心ください。